Digital Archives Research Center (DARC)

古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター

センター概要

古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター・センター長挨拶

三谷真澄
2024年4月

 本センター(DARC)は2001年に「古典籍デジタルアーカイブ研究センター」として開設され、2019年度より「古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター」と改称しました。「重点強化型研究推進事業」の5年間は、「学際研究」、「国際連携」、「多面的公開」をキーワードとして、研究を推進して参りました。

 2024年度からは、本学「学際的研究プロジェクト」の創設に際して研究課題を一新し、「文化財・学術資料のデジタルアーカイブによるデジタルヒューマニティーズと多面的公開の基盤形成」としています。

 従来通り、本学の建学の精神に基づいて収集した古典籍・文化財を有効活用し、最先端技術を用いて、学術資料のデジタルアーカイブを形成します。そして、学際研究と国際連携の実績を基に、古典籍を中心とする文化財・学術資料に関する最新の研究成果や情報科学、科学分析等を通じたデジタルヒューマニティーズを推進していきます。また、資料の保存・修復・継承を支援し、多面的公開のための基盤形成をおこなって参ります。

 DARCでは、その創設当時から、様々な研究分野の研究者が集う文理連携・文理融合型の学際研究を進めてきました。2024年度より、人文系の【コンテンツとデジタルヒューマニティーズ研究】と、理工系の【デジタルアーカイブと多面的展観手法研究】の、2つの研究グループを組織し、さらに両者を架橋する龍谷ミュージアム学芸員の参画を得て進めていきます。

 国際連携は、2004年に始まる IDP*の主宰者であるイギリスはじめ、IDPパートナーのドイツ・フランス・中国等との連携の実績をふまえ、さらに推進して参ります。また、この2年間で関係が深まってきたモンゴルのカラコルム博物館や国立科学アカデミー考古研究所との連携も進めて参ります。もちろん、中国の蔵学研究中心や旅順博物館、韓国のソウル国立中央博物館等との連携なども、学内・国内外の研究組織と連携しながら進める予定です。

 多面的公開については、2021年12月には、龍谷ミュージアムでは初となるフロアを全面使用した研究展示会「文化財デジタルアーカイブへの挑戦〜大谷探検隊と西本願寺の仏教文化の復元をめざして」を開催しました。その経験をふまえ、2023年4月以降、特別展「真宗と聖徳太子」展など、計5か月に及ぶ展観に協力しました。

 単なる研究のための研究に留まらず、これまでにない斬新な方法で、デジタルヒューマニティーズに貢献し、それを基にした多面的公開に貢献したいと願っております。

 2024年、新たな出発を機に、DARCは温故知新、原点に立ち返って、研究を推進して参ります。四天王寺や青蓮院など、本学と関係の深い国内寺院の文化財・古典籍についても、連携を進めつつあります。

 今後のDARCの展開にご期待ください。


DARCの歩み

  • 2001 「古典籍デジタルアーカイブ研究センター」(DARC) 開設
  • 2002 DARC研究拠点として瀬田学舎に瑞光館 竣工
  • 2004 DARC、大英図書館国際敦煌プロジェクト(IDP) 日本支局
  • 2009 黒澤デジタルアーカイブ 公開
  • 2010 龍谷大学 大英図書館との覚書を締結(IDPとの契約延長)
  • 2011 龍谷ミュージアム 開設
  • 2015 世界仏教文化研究センター 開設
  • 2017 旅順博物館100周年記念式典に際し「李柏尺牘稿」レプリカ寄贈
  • 2019 DARC「龍谷大学重点強化型研究推進事業」に採択(〜2023年度)。「古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター」と改称
  • 2021 龍谷ミュージアムで研究成果展示会を開催
  • 2022 中央仏教学院馮翊会館外壁に「ベゼクリク千佛洞」復元壁画設置
  • 2024 DARC「龍谷大学学際的研究プロジェクト」に採択

*IDPは、「国際敦煌プロジェクト( International Dunhuang Project)」から、略称はそのままで、2024年より「国際敦煌プログラム(International Dunhuang Programme)」に変更となりました。