Digital Archives Research Center (DARC)

古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター

センター概要

古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター・センター長挨拶
三谷真澄

 

 本センター(DARC)は2001年に「古典籍デジタルアーカイブ研究センター」として開設され、2019年度より本学重点強化型研究推進事業に採択され、「古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター」として再出発しました。

 2022年度からの研究課題は、「文化財・学術資料のデジタルアーカイブと多面的公開手法の基盤形成」としています。本学の建学の精神に基づいて収集した古典籍・文化財のデジタルアーカイブ資産を有効活用し、超臨場感技術等の最先端の手法を用いて、学術資料の多面的公開のためのデジタルアーカイブを形成します。また、文理連携型の学際研究と「国際敦煌プロジェクト(IDP)」との国際連携の実績を基に最新の研究成果や科学分析等を通じて時代考証などの考察を加え、文化財・学術資料の保存・修復・継承を支援し、次世代デジタルミュージアムの構築をめざすことを目的としています。

 理工系の「公開手法研究」・「アーカイブ研究」と、人文系の「コンテンツ研究」の2つの研究ユニットを組織し、龍谷ミュージアム学芸員の参画を得て進めています。単なる研究のための研究に留まらず、これまでにない斬新な方法で多面的に公開していくことを重要なテーマとしています。

 2021年12月には、開館10年となる龍谷ミュージアムのフロアを活用した研究展示会「文化財デジタルアーカイブへの挑戦〜大谷探検隊と西本願寺の仏教文化の復元をめざして」を開催しました。

IDPパートナーであるイギリス・ドイツ・フランス・中国等、さらに中国の蔵学研究中心や旅順博物館、韓国のソウル国立中央博物館等との連携など、これまで以上に推進して参ります。
 どうか、DARCの今後の研究展開にご期待ください。

 

DARCの歩み
2001 「古典籍デジタルアーカイブ研究センター」(DARC) 開設
2002 DARC研究拠点として瀬田学舎に瑞光館 竣工
2004 DARC、大英図書館国際敦煌プロジェクト(IDP) 日本支局
2009 黒澤デジタルアーカイブ 公開
2010 龍谷大学 大英図書館との覚書を締結(IDPとの契約延長)
2011 龍谷ミュージアム 開設
2015 世界仏教文化研究センター 開設
2017 旅順博物館100周年記念式典に際し「李柏尺牘稿」レプリカ寄贈
2019 DARC「龍谷大学重点強化型研究推進事業」
「古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター」と改称
2021 龍谷ミュージアムで研究成果展示会を開催
2022 中央仏教学院馮翊会館外壁に「ベゼクリク千佛洞」復元壁画設置
2022 DARC「龍谷大学重点強化型研究推進事業」研究期間延長