2024年度 人間・科学・宗教総合研究センター研究紀要に寄稿【古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター】
2025.03.27
本学の学際的研究を推進する人間・科学・宗教総合研究センターにおいて「2024年度研究紀要」が発行されました。
本ジャーナルでは、当センターが所管するプロジェクト研究の成果及び関係する内容をまとめたものです。
古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センターからは、兼任研究員の藤原 学教授(本学先端理工学部 応用化学課程)らが共著論文を寄稿しました。
タイトル:
浮世絵に使用されたプルシアンブルーおよびその関連化合物の科学分析
浮世絵に使用されたプルシアンブルーおよびその関連化合物の科学分析
要旨:
プルシアンブルー(PB)は青色顔料として、江戸後期の浮世絵に多く用いられた。プルシアンブルーは合成法によりその色調が異なることが知られている。そこで、浮世絵の青色彩色部分の種々のX線分析と紫外 – 可視反射スペクトル分析を行った。さらに、種々の方法でプルシアンブルーを合成し、市販品とともに、科学分析を行った。これらの結果から、プルシアンブルーおよびその関連化合物の 化学状態と色調の相関を検討した。
本編は下記リンクからご覧ください。
[Ryukoku Journal of Peace and Sustainability 2024] PDF