【報告】瀬田・瑞光館にて「蘇莫者」モーションキャプチャ
2026.02.25
2026年2月13日(金)、DARCの瀬田学舎拠点である瑞光館にて、四天王寺に伝わる舞楽の演目の一つ「蘇莫者」の収録がおこなわれた。先ず、6名の楽人による雅楽演奏を録音し、その後、小野真龍客員研究員によるモーションデータ収録をおこなった。
「蘇莫者」は、西域の「亀茲楽」との関係が議論されているように、雅楽の中でも独特のテンポと所作をもつ珍しい演目である。今回実演していただいた小野氏は、天王寺楽所雅亮会の理事長でもあり、四天王寺で実際に演じた経験をもつ、この演目の継承者である。今回、小野氏の御自坊である浄土真宗本願寺派・日下山願泉寺所蔵の楽器を用いて、雅楽を生演奏していただくなど、全面的にご協力いただいた。

曽我麻佐子副センター長とゼミ生により10台の光学式カメラを設置し、37個のマーカーを小野氏の関節部(頭、手首、腰、足首)に装着して、「蘇莫者」を実際に演じてもらい、専用ソフトを通じて舞踊データを記録した。「蘇莫者」は、「出手」「序」「破」から成るが、今回は、「序」と「破」の部分を収録した。

今回の事業は、3キャンパスで実施したポスター展示で紹介した通り、西域出土の大谷探検隊収集の「舎利容器」(東京国立博物館蔵)の舞楽のアニメーション化をおこなうためのものである。
今後は、7月の龍谷ミュージアムでの多面的公開に向けて、急ピッチでデータ処理をおこなっていく予定である。