モンゴル・ウランバートル市内で開催された国際学術会議に参加【古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター】
2023.11.13
2023年11月6日(月)、モンゴル科学アカデミー考古研究所とガンダンテグチェンリン寺学術文化研究所の共催による国際学術会議「仏教と考古学」(第2回)が開催されました。古典籍・文化財デジタルアーカイブ研究センター(DARC)は「主たる共催者」として参画し、三谷センター長が開会に当たって挨拶をおこないました。また、会議において、三谷センター長と芝研究員が口頭発表をおこないました。
三谷センター長は、「考古資料としての仏教写本〜デジタルアーカイブの現場から」と題して、DARCがかかわってきたデジタルアーカイブの概要やデジタルヒューマニティーズの成果としての「群際接続*」の実例を紹介しました。
芝研究員は、「考古資料データベース管理システムのベイズ最適化」と題する発表をおこない、低コストでのデータベース運用や設定の最適化に関して、専門的立場からの知見を提供しました。
国際学術会議は、ウランバートル市内で最古の仏教寺院であるガンダンテグチェンリン寺の会議室でおこなわれ、同寺院内では、「仏教と考古学」に関するミニ展示会(11/6-12/6)も同時開催されました。
*群際接続:主として、写本資料について、異なる国、あるいは異なる複数の所蔵機関に保管されている 資料のグループ(群)を超えて、2点以上の断片を完全に接合させること、または完全に接合した状態。
【参照】Research Center for World Buddhist Cultures(RCWBC)
https://rcwbc.ryukoku.ac.jp/news/news-688/